二十代にバックパッカーやってた頃の話
タイ南部の田舎の市場をうろついてたら、なんて言うのかな?
3つの逆さまのコップの中に1つボールを入れて、素早く動かして
ピタッと止めて、ハイ!ボールはどれに入っているでしょう?
ていうタイでは違法な賭けをやっていた
近づいて見ていると、隣の男がどんどん賭けて手に持った札束が
増えていく当たる度に大声で喜んで、お前もやれ、こんなに儲かるぞ!
誘ってくるけど、もちろんこの男はサクラw
俺はち去る前に何の気なしに1枚、写真を撮った
ところがパシャッとフラッシュが光った瞬間、場が凍りついた
コップを振ってるオッサンとサクラのオッサンが突然、烈火のごとく
大声で怒り出し俺の腕を掴んで離さない
すると騒ぎを聞いてが二十代ぐらいの若い警官が人混みの中、こっちに
向かってくるのが見えた
助かったと思ったら、安倍譲二みたいな厳ついオッサンが現れて、その警官と
笑顔で話し、肩を組みながらまた人混みに消えてしまったw
警察グルで黙認かよーと思っていたら、今度はその安倍譲二が俺の腕と肩を
掴み、市場の外れにグイグイ引っぱって連れて行き、ライトバンに乗れと言う
俺は冷や汗かきながら考えたが、当事のタイ南部はテロ組織や強盗集団が
警察署を襲って警官を殺したり、軍の倉庫が襲われて武器を奪われたりと治安が
不安定な時期だったので、田舎ヤクザじゃ何されるかわからん、絶対に乗っちゃダメだ!
と思ってその場に座りこみ、カメラを差し出した
安倍譲二は俺に今すぐここから出て行け!日本人は明日帰れ!と何度も罵声を浴びせて
ちゃっかりカメラは持って行ったw
まあ、後から冷静に考えれば、たぶん俺を車で市場から離れた場所に放り出すだけ
だったのかも知れんませんが、何の気なしに撮った写真一枚で怖い思いすることも
あるから、気をつけましょうねって話ですw
返信する