イラク共和国


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027 2023/11/19(日) 03:19:46 ID:Xooq8DTAhs
ムハンマド/マホメット イスラーム教を創始した預言者。
メッカのクライシュ族の一氏族である大商人のハーシム家に生まれ、早くに両親に死別して、叔父のアブー=ターリブに養育される。ムハンマドがまだ商人として活動していた25歳頃、その取引先の一人だった40歳の未亡人ハディージャと結婚した。その後ムハンマドは生涯で9人の妻を持つが、彼がイスラーム教の始祖となるにはこのハディージャの存在が大きかった。40歳ごろの610年、ヒラー山で瞑想にふけっていたところ天使ガブリエルが現れ、神の言葉を伝えられ神の使いとなってその宣教にあたることを決意しイスラーム教を創始した。彼は自らを最後の預言者としてメッカの人々にカーバ神殿の主神アッラーを唯一の神として崇拝し、神の恩寵とそれに対する感謝、喜捨などの善行の義務を説いた。622年にメッカで迫害されメディナに移り、教団(ウンマ)を形成、630年にメッカを征服してカーバを一神教の神殿とした。その結果、諸部族が次々と帰順しアラビア半島の政治的・宗教的統一を果たし632年に死去した。その言行録が『コーラン』で死去後、ウンマを指導するムハンマドの後継者カリフとして初期の改宗者で長老のアブー=バクル※を選出した。これ以後4代のカリフが選出される時代が続き、それを後に正統カリフ時代といっている。しかしやがて誰をムハンマドの正統後継者とするか対立があり、次のウマイヤ家のムアーウィヤがカリフになると教団の分裂が生じることとなる。※ムハンマドの友人で古い同志。ムハンマドの妻の一人アーイシャの父であるのでムハンマドの義父にあたる。

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